2011年04月01日

4月のアラカルト

【経営語録】

優柔不断は誤った決定よりなお悪い。

決定で大切なのはタイミングである。客観情勢は容赦なく変わっていく。グズグズしていると時機を失してしまう。決定は巧遅より拙速の方が大切な場合が多いのだ。速やかに行動を起こさなければ手遅れとなってしまうかもしれないのだ。

 たとえ決定が間違っていたとしても、決定しないよりは優っている。早く動きだせば、間違いも早く発見でき、それを訂正する時間が残る。いかに優れた決定でも、土壇場になってからでは、それを実現する時間がないのだ。
 
躊躇逡巡{ちゅうちょしゅんじゅん}こそ社長の大敵である。逡巡して何も決められない社長は会社をつぶす。社長が最もいましめなければならないのは、優柔不断である。決定に伴う危険や部下の不満を考えてイタズラに迷っていたら会社をおかしくしてしまうのだ。

一倉定の社長学第7巻「社長の条件」より


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